2008年4月19日

道場200804

全一太鼓の真髄、全一経を遺した原田善吉翁
翁を、この地、両郷に迎える為、建てた学校。それが、道場。

今から70~80年前、このあたりの子供達は小学校まで出ると、殆どが、
家の農業を手伝うため、その先の学校へは進学しなかったそうです。
そんな時、農家の子供達にも小学校(小学部?)以上の教育をと、
翁を迎えることになりました。
進学したい子へは、相応の勉学を。
字を習いたい子へは、習字を。
悩みを抱えた子へは、精神論を。
なんでも教えてくれる学校だったそうです。
寺子屋みたいなものですね。

この坂を登ると・・センノキと道場が見える


この鐘を鳴らすと・・
幼い頃、この鐘を鳴らすと、
「は~い!いらっしゃい。どちら様ですか?」と
ひとり暮らしの原田善吉翁の娘ドウジョウのおばちゃんの、明るく甲高い声が迎えてくれました。

旧黒羽町 天然記念物 センノキ

センノキ

センノ木のあるお庭

お庭に水芭蕉

お庭に鉄棒(学校でしたから)


井戸

バケツ一杯の「誘い水」を上から入れて、ガシャガシャこぐと、井戸のお水がジャバ~っと出てきます。
「井戸のお水さぁん、出てらっしゃ~い。って、お誘いするから、誘い水なのよ。」
楽しくて、道場に遊びに来るたび、井戸遊びをしました。
何をやっても褒めてくれる、ドウジョウのおばちゃん。
ヘタクソなピアノを弾いても。
おいしくない、ポテトサラダを作っても。
バランスの悪いお習字を書いても。
「道場」は、家では口うるさく怒られている☆の逃げ場所でした。
自転車に乗れるようになると、一人でも遊びに行ったものです。
大人になってからも、成人式には、振袖を見せに。
敬老の日には、お赤飯を持って。
いつも、いつになっても、褒めてくれました。

道場の玄関

道場の生徒用玄関。

道場の庭の木は、それぞれ大きい。

桜が満開になったし、思い立って写真を撮ってきました。
この数日後、
ここ数年間施設で暮らしていたドウジョウのおばちゃんは、
穏やかな顔で、ひとり旅立って逝きました。

この道場は、近々取り壊され、さら地にしてしまうそうです。
手入れも管理も出来ない☆には、声に出しては言えません。でも、こっそり・・

壊さないで下さい。お願いします。

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